
【めりーさん(女性)21才の失恋体験】
彼とは中学時代3年間同じクラスでした。
今思えば、不登校気味だった彼と普通に接している数少ない友人として、先生があえて私と同じクラスにしていたのかもしれません。
私は、明るく、おもしろい性格だなと彼のことが気になっていたのですが、その気持ちが恋だと気づいたのは別々の高校に入学してからでした。
彼と同じ高校に通う友人にメアドを渡してもらい、連絡を取るようになったのが高1の冬頃。バレンタインをきっかけに私から告白して、彼氏彼女の関係になりました。
高校が違うので、会うのは塾の帰りの公園だったり、休日にお互いの家に遊びに行ったり学生らしい交際を続けていました。しかし、大学進学の際に私が地元を離れることになり、九州と関西の遠距離恋愛になりました。
遠距離が理由で別れるくらいならそれまでだと思い、10日に1回くらいの長電話を楽しみに、メールのやりとりをする日々。
彼は高校を卒業してから俳優を志願し専門学校に通いだしたので、それぞれ充実していました。
付き合い始めてちょうど5年が経ったころ、5年も付き合ったけれど今後私たちの関係に発展性はあるのか?と疑問に思うところがあり、彼に「今後どうしたいと思うか?」と尋ねました。
そのまま付き合うにしたら、いずれ結婚?それともこのままズルズル恋人なのか友人なのかわからなくなってきた関係を続けるのか?はっきり意思を伝えて欲しいと思いました。
♥「もう一度彼とやり直したい」あなたの背中を押してくれる復縁占い師
久しぶりに直接会って話をしたところ、「××(私)はしっかりしてるから、俺がいなくても大丈夫だと思う。今までありがとう」と告げられました。
他に好きな子ができたのか問いただしたところ、彼に依存していてリストカットしたりしている女の子がいて、その子を守りたいと思うと白状しました。
彼女への同情により振られるのは納得できないので、彼が彼女のことが好きであることを確認し、「彼女への愛情があるんだったらちゃんと別れてあげる。幸せにならないと許さないからね」と話し合いにより別れることになりました。
本来なら自分から振ろうと思っていたところに、他の女の子の話は寝耳に水でとてもショックでした。
1人でいると涙が止まらない気がしたので、できるだけバイトや友人との時間を作り、失恋話をしては慰めてもらう、の繰り返しだったように思います。
だいたいの人は元彼の悪口を言い、「そんな奴と結婚しなくてよかったね」と言ってくれていたのですが、一応自分が好きで5年も付き合った人だったので、腑に落ちないものがありました。
なんだか過去5年分を否定されたような気がしたのです。
そんなときに、元彼のことも私のこともよく知る男友達が唯一「正直に話して潔く別れた〇〇(元彼)も偉いし、ちゃんと理解して別れた××も偉い。2人で出した答えだし、どっちも責められることはないよ」と励ましてくれました。
しばらくはもう恋愛はこりごりだと思っていましたし、今後友達から彼氏になった場合にもし別れることになれば、彼氏であり友達を1人失ってしまうということに恐れをいだいていました。
しかし、誰を責めようもない気持ちを理解してくれた男友達に、いろいろ相談するうちに信頼関係が生まれ、やがて自然と恋愛へと発展していきました。
その彼とは2年の遠距離恋愛のあと結婚しました。
苦い思い出のあった遠距離恋愛を乗り越えられたことで、彼が過去の恋愛も含めてすべて受け止めてくれたことがわかり、絆が深まったように思います。