
突然別れを切り出された。
相手が浮気をした。
自分の気持ちが冷めた。
いろいろな理由で失恋・別れを迎えた後に、復縁をしたい気持ちが高まってくるケースもあります。
この「復縁したい」という気持ちの裏には、何が隠れているのでしょうか?
喪失感が生む、復縁したい気持ち

物でも人でも、これまで普通にそこにあったものが無くなると、人は喪失感を持ちます。
当たり前にあったものが無くなって、その大切さに気付く。
まさに「失ってはじめて気づく」という気持ちです。
付き合っていたときは当然のように横にいた彼氏が、今はいない。
毎日の何げない報告をする相手が、いない。
楽しさや苛立ったことなどを共有できる相手が、いない。
友達には彼がいて、幸せそうにつきあっている。
街中にいると、楽しそうなカップルにばかり目が行く。
物足りないような、寂しいような、自分だけが幸せから取り残されているような不安定な気持ちが入り混じった状態だと思います。
失恋や別れの後にはその状態がやってくるのが普通ですが、そのときに自分一人で気持ちを切り替えられるかどうかで、その後の向く先が変わってきます。
一人でいることを受け入れて、一人なりに前向きになっていくか、
どうしても元カレが恋しくなって、復縁したい気持ちに火が点くか、です。
復縁したい気持ちに火が点いてしまうのは、しかたがないことです。
失恋や別れで受けた喪失感を、再び元の相手と埋めたくなるのはごく自然とも言えます。
ただし気を付けたいのは、“その気持ちの根っこになにがあるのか”ということです。
復縁したい気持ちの根っこにあるもの

復縁をしたい気持ちの根っこには、どんな気持ちがあるでしょうか?
大きくはこのふたつだと思います。
A:寂しいから(物足りないから)復縁したい
B:元カレがいいから、復縁したい
Aは、単に今の自分の状態が「幸せではないから」という気分から来ている可能性が高いです。
自分だけが独りで、なんだか寂しい。
毎日が物足りない。
そのため、埋め合わせをしてくれる相手を求めている状態です。
つきあっていたという実績があるから(もしくは手っ取り早いから)その矛先が元カレに向いていますが、よくよく考えればその相手は元カレじゃなくても構わないかもしれません。
つまり、復縁を選ばなくてもいいのです。
むしろその気持ちをバネに、新しい出会いを探したほうがいかもしれません。
Bの場合、対象はあくまで元カレに限定されます。
「別れてみて、はじめて彼の大切さに気が付いた」
「やっぱり他の人とはつきあえない」
元カレの価値を再認識して、自分の中で、かけがえのない貴重なものとして考えている。
それならば、復縁したいという気持ちは“本物”です。
そんな本物の気持ちがあるのなら、それを原動力にして復縁へと進んでいけます。
復縁成功への道は楽ではない

というのも一般的に、別れた相手との復縁を成功させるのは結構大変なことだからです。
スムーズに連絡が取れない、うまく距離が縮められない、返信が来ない・・・復縁成功までに体験するいろいろな出来事に対して、「あの人と復縁したい」という気持ちが無ければ、復縁成功まで歩んでいくことはできません。
またその気持ちがあれば、なぜ別れることになったのかを謙虚に考えることが出来ます。
それができれば、同じことの繰り返しにならないように反省すべきところは反省して直したり、もう一度振り返ってもらうための自分磨きをしたりなど、復縁に向けた前向きな取り組みができていきます。
「復縁したい」という気持ちが湧きだしてしまったら、まず、その気持ちが本物なのかどうか、自分に問いただしてみてください。