フラれて失恋した場合、相手を責めてしまうことがあります。
「どうして自分を振ったのか」
「自分の何が気に入らなかったのか」
そして同時に、恋を続けられなかった自分を責めてしまうこともあります。
「どうして自分はフラれたのか」
「自分のどこが悪かったのか」
失恋直後はしかたがないとしても、少し気持ちが落ち着いてきたら、相手も自分も責める気持ちを静めていきましょう。
相手を責める気持ちを静める方法

相手を責めるということは、あなたの中に相手の存在が強く居残っている証拠でもあります。
相手のことを忘れたいと頭では考えていても、責める感情が湧き上がるうちは充分に忘れられていないと言えます。
責める気持ちを和らげることは、相手の存在を薄めていくことにつながります。
相手を責める気持ちを静めるための一つ目の方法は、つきあっている時のいい思い出を思い返すことで、そんな経験をさせてくれた相手に対して感謝してしまうこと。
これによってその恋は、“過去のいい思い出”の中へとしまわれることになります。
感謝する相手や、すでに過去となった出来事に対して責める必要はなくなります。
「恋愛を通じて、そして別れを通じて、いろいろなことを学ばせてもらってありがとう」
そんな風に思えたら最高です。
これが難しい場合は、もうひとつの方法。それは、相手の立場を下げてしまう方法。
自分を振ったあの人は、私の価値を理解できない人。
そんな人は、責める価値もない。
という方向に気持ちを持っていくやり方です。
これは、相手の存在を自分の気持ちから切り取ってしまう行為。
失恋を引きずらず、吹っ切ることにもつながります。
自分を責める気持ちを静める方法

フラれたことで、自分がダメ出しをされた気持ちになることがあります。
自分を否定して自己嫌悪になったり、罪悪感に悩んだりするかもしれません。
そんなときには、
「自分は相手のことを想って、恋をがんばった」
と、自分をほめてあげましょう。
相手のためにしたこと、相手の理想に合わせて変わろうとしたことなど、その恋をより幸せにするために、あなた自身もいろいろと頑張ったはずです。
それによって、相手を幸せな気持ちにした瞬間もあったはずです。
フラれたことは事実だとしても、それは自分のすべてを否定されたわけではありません。
あなたにも魅力はあるし、評価されるべきがんばりもあったはずです。
その事実を思い出して、自分は責めるべき立場ではないと認識していきましょう。
失恋はしましたが、あなたが本気で人を愛したことは事実です。
あなたは、たくさんの愛情を注ぐことができる人です。
本気で人を愛せることは、素晴らしい才能の1つなんです。
そして今回の恋を通じてあなたの人生に、「本気で人を愛した」という立派なキャリアができました。
本気で人を愛した経験によって、あなたの中にある愛も、もっと豊かになったわけです。
一生懸命相手を想って、ステキな恋愛ができたあなたは、自信を持ってほめていい存在なんです。
責める必要なんてありません。
胸を張っていいんです。
失恋した自分を思い切りほめてあげよう

つらい失恋のショックが和らいできたら、今度はぜひ自分をほめてあげてください。
「自分は頑張った。本気で恋愛をした自分は偉い」
正々堂々と「立派な恋愛ができた」と自慢してしまってください。
そして、自分にたくさんご褒美をあげてください。
友達を誘っておいしいものを食べに行く。
プチ旅行に行って羽目を外す。
ドライブで心地のいい風に吹かれる。
気になっていた洋服やアクセサリーを思い切って買ってしまう。
失恋によって、心も身体も疲れていると思います。
それをいたわり、大事にしてあげることは、気分良く次への一歩を踏み出す原動力になります。