相手から別れを告げられたが、その原因はあきらかに自分にあるという失恋のパターンは、少なくないと思います。
気持ちが覚めてしまった
ついつい浮気をしてしまった
自分の発言や行いが原因で誤解をされてしまった
明らかに相手の好意を踏みにじってしまった
自分に原因があるのに、失恋したことがつらい。
別れという事実に直面して、後悔の念でいっぱいになることもあるでしょう。
自分が原因で別れた場合の後悔

自分が原因で恋が終わったとき、心によぎるのはどんな後悔でしょうか?
男性に多いのは、もっとしっかりと相手に愛情表現をしていたらよかったという後悔。
好きと言わなくても気持ちがわかるだろうと思ってしまったり、恥ずかしくてあまり好きと言わなかったり、素直に「ありがとう」と伝えられなかったり。
特に女性の場合、言葉による愛情表現を求める傾向が強いため、一般的そういったことが苦手な男性にとっては期待に応えられなかったかもしれません。
あまりにも自分本位に恋愛を進めてしまった、という後悔。
相手が「会いたい」と言っているのに、仕事が忙しいからとメールもしない。
デートの約束をしていたのに、友達との予定を優先した。
連絡もせず、一人で過ごす時間を重視した。
たしかにこれでは相手にしてみれば、「自分たちはつきあってるの?」と感じてもおかしくはありません。
交際をしているのなら、二人の時間は大切にすべき。
もしくは同じようにマイペースな相手とつきあうべきでした。
出来心で浮気してしまった、という場合。
その出来心は、何が理由で生まれたのでしょうか?
相手に会えなくて寂しかったから?
強引に言い寄られたから?
お酒を飲んでいたから?
嫌なことがあって発散したかったから?
誰にも瞬間的に気持ちが揺れてしまうことはありえます。
そうなったときに、いかにその相手のことを思い出せたかが問題です。
後悔は、自分が変われるチャンス

理由はどうあれ、後悔するというのは悪いことではありません。
後悔するということは、“何が悪かったのか”を自分で気づけている状態であり、直すべきポイントがわかっているからです。
何が悪くて「別れよう」と言われたのかわからない、というよりもよっぽどいいです。
失恋を通じ、自分のどんな行為や言動が相手を傷つけるのかがわかったら、二度と同じことを繰り返さないように心に刻めば、また恋を始め、良好な関係を築くことができるはずです。
反面教師と考えて、次の恋へと進みましょう。
復縁したい気持ちが高まった場合
失恋によって、別れた相手の大切さを再認識し、後悔の末、どうしてもやりなおしたい気持ちが高まってしまった。
こういった心理はわからないわけではありません。
ですがただ単に「やりなおしたい」と言ったところで、相手は「わかった」とは言わないでしょう。
というのもこの場合、“二人の関係はマイナス地点から始まる”状態だからです。
相手が、あなたに対して持ってしまった不信感は小さくないですし、そもそも顔も見たくないと思っているかもしれません。
その閉じた心を開くのは、初対面の相手と親密になっていくよりはるかに大変なことです。
まずは自分の悪かった点をあやまり、同じことを繰り返さないことを誓う。
さらに、いかに大切な存在と思っているかを誠実に伝えるしかありません。
それでも、相手は復縁を拒否するかもしれません。
むしろ“復縁できない可能性が高い”と考えておくことも大切です。
復縁を申し出ても断られてしまったら、相手の気持ちは堅いと考え、引き下がるべきです。
それができずに引きずれば、ストーカー的な状態に陥ってしまいます。
それでは相手も、自分も幸せにはなれません。