つらい失恋だったのに(だったから)、どうしても相手のことを忘れられない。
忘れたいと思っているのに、相手の存在が心から離れてくれない。
そんな苦しみを味わってしまうのは、自分の感情を吐き出し切れていないせいかもしれません。
自分の感情を吐き出し切れていないと・・・

人間の頭の中(思考)はとても立体的です。
「どうしてあんなことを言ってしまったんだろう」
「なんであの人はあんなに起こったんだろう」
「ああすれば失恋しないで済んだのかも」
「でも、悪いのは自分だけなんだろうか」
いろいろな考えが頭の中で浮かんでは消え、ぐるぐるとループしてしまうことは、よくあることです。
ただしこうなってしまうと出口が見えず、どんどんと深みにはまってしまいます。
このように何度も何度も同じ事を考えてしまう理由として、自分の中の感情が全て出し切れていないということが考えられます。
そんな混乱した感情を紐解いていく方法として、ひとつひとつの自分の本音・感情を同じテーブルの上に並べてみることが有効です。
自分の感情・本音を紙に書き出す

心理学的に、記憶の外部化と呼ばれるようですが、自分の中にある感情・本音を紙に書き出すのです。
それは誰に見せるものでもないので、どんな汚い言葉で書きなぐっても構いません。
できるだけ大きな紙を使い、順番など気にせず思い浮かんだ感情をそのまま書き綴ってください。
この行為だけで、思い切り泣くのと同じように感情のデトックス効果があります。
溜め込んでいたものが吐き出されるので、スッキリすると思います。
少し気持ちが落ち着いたら、書き出した紙を眺めてみてください。
気分の中で立体的にうごめいていたそれぞれの感情が、そこには並べられています。
その中で、同じようなことを書いているということはないでしょうか?
言葉は違えど同じようなことをいくつも書いているとするなら、それが今あなたの中に一番大きくある感情です。
後悔なのか、相手を責める気持ちなのかはわかりませんが、自分を苦しめている大きな要因がなんであるかがそこからわかります。
その要因がわかれば、それを解消する手段を講じていけばいいのです。
自分を苦しめている一番の理由がわかったら・・・

自分を苦しめている理由が、何らかの“後悔”だとするならば、次の恋では同じことを繰り返さないように行動知ればいいわけです。
相手を責める気持ちが強いのなら、その負の感情を吹き飛ばすべく、カラオケにでも行って大声で叫んでください。
相手を責めている限り、それはあなたの心が相手に縛られ続けます。
相手を責める感情を持ち続けるのは時間の無駄。
そんな役に立たない感情はさっさと切り捨てて、自分を大事にしてくれる相手を探しに行くべきです。
過去と他人は変えられない。でも・・・

よく、「過去と他人は変えられない」なんて言われます。この言葉、一理あると思います。
この言葉と合わせて使われるのは「でも、未来と自分は変えられる」
そうなんです、
自分のことだから自分のことはいくらでも変えていけるし、それによって未来もどんどん変わっていくのです。
感情を書き出すことで、必要以上に気持ちがかき乱される時期を卒業して、反省すべきところはして、自分自身で褒められるところはそのままに、前を向いて歩いていけばいいんです。
今後出会いがないなんて言うことはありません。
「もう誰も好きになんてなれない」と思い込めば混むほど、かえって次の出会いは遠ざかります。
「今の自分なら、もっといい恋愛はきっとできる」
多少無理やりにでもポジティブ思考を持っていれば、幸せな未来はやってきます。